BMW

BMWとポルシェを所有され、ワインもご趣味のお客様からの「愛車をワイングラスに表現してほしい」とのご依頼作品です。

私の個展会場にてご依頼下さり、私の作品の雰囲気を感じて下さった上でのご依頼のためか、表現方法は自由に楽しんでよいとの事m(__)m

私もBMWやポルシェは高嶺の花とはいえ、クルマも趣味であり、車種ごとのムードや疾走感、更にはそういった一般的イメージだけでなく、ご依頼主様の愛車への個人的な思い入れまでをお話から想像を膨らませて表現しました。

ご依頼主様の風格やワインのご趣味、そして車種特有の重厚感から、グラスはブルゴーニュかそれに相当するボリュームのワイングラスを選びました。
もちろん、ただ大きなワイングラスというだけでなく、似た大きさの中でも私の作風で車を表現するのに最適な湾曲具合のグラスを、いくつものブランドから比較し、更に同一ブランドの中からも様々なタイプを現物を触りながら比較検討して行き着いた素材です。

ただでさえ大ぶりなワイングラスの本体部分に重厚感あふれる車種を彫るので、視覚的バランスと、デザイン的バランスの両面から、ワイングラスの台の部分にも絵柄を彫る構想をしました。

お話を伺いながら、愛車の２車種それぞれの使い方(運転の仕方という意味の使い方と、シチュエーションによる使い分けという意味の使い方、全てを含めた解釈)や、それらの使い方による同乗者の有無や、同乗者の種類、それらを総合的に煮詰めて作品としました。

大切な方を乗せて、お気に入りのお車で、大好きな旅行へ、、、！
その優雅に風を切る疾走感と、そのスピードの中にも優しさとワクワク感を込めたくて、舞う花の中を突き進むイメージにしました。

その躍動感あふれる花とのバランスとして、台の部分には、旅行先？デート先？現地に着いてからの花畑のようなイメージを彫り込み、移動自体も楽しみながら到着先での楽しみも更に膨らむ、ご依頼主様のご趣味を表現した作品になりました。

六角形ボックス

何度もご注文下さっているお客様の新たなご依頼作品です。

ペットや愛車の絵柄をタンブラーやワイングラスなど様々なガラス製品に施すご依頼の中で、今回はジュエリーボックスをご指定下さいました！

六角形のジュエリーボックスの底面は鏡になっていて、見る角度により猫の絵柄や、側面に彫った柄、そして入れるアクセサリーなどがきらびやかに映り込んでご満足頂けると楽しみながら製作しました(^^)v

ペーパーウェイト

グラスなどの食器に限らず、ガラス製品は生活のあちこちに溢れています(^-^)
ガラス製品の価値を高めれば毎日の生活やとっておきの時間もより豊かになると言えそうです(^-^)v

絵を描くことと人を笑顔にするのが大好きな私にぴったりなアートとして出会ったグラスリッツェン(^^)/

今回はガラス製のペーパーウェイトに愛猫を彫るご依頼を頂きました！



ワイングラスなどの表面に絵柄を彫るのと違い、半球状のつるんとしたガラス製ペーパーウェイトの裏側(底の面)に左右逆に絵柄を彫り、表側から見るとまるで水晶玉の中に猫がいるようなイメージで表現します。



半球状のガラスなので、裏側(底の面)にはわざと絵柄を小さく、線も極細に微妙な力加減で彫ります。
裏側の中央に小さく彫った猫も、表側から見るとレンズ効果でクッキリ大きな猫に！

また、これも半球状のガラスの面白いところで、裏側の外周に彫った文字は、光の屈折で表側からは見えません(^^)v
隠し文字や隠しメッセージとしての演出もできそうです。

ペーパーウェイトへのグラスリッツェンの表現、これもこれからご好評頂けそうな予感です(^-^)v

ミィちゃん

大勢の皆様から、グラスばかりでなく様々なガラス製品に「あなたのためだけの」想いを刻む作品をお求め頂いておりますm(__)m

もちろん様々なモチーフの絵柄をリクエスト頂いていますが、ペットのお写真を元にした作品も多数ご依頼頂いております。

そして、ペットをモチーフにしたご依頼の中でも、亡くなられたペットの作品も実は多いです。

「作品を見て、涙が出た」

頂いたご感想の中で今まで何人もから届いたこのお言葉、、、m(__)m

「あなたのためだけに想いも技術も愛情も精一杯込める」という『あとり絵Sakai』の姿勢を再確認でき、こちらこそ感謝申し上げます！

かい&くう。

複数の動物をひとつのグラスに収めるデザインの場合、構図はもちろん、大きさのバランス、１匹ごとの性格や表情の違いによりどちらを全面に出すか、など、、、

実際にガラス面に彫るのは失敗のきかない一発勝負ですが、頭の中では上記のような“下描き”を幾重にも重ねています(^^)v